こんにちは。日々飲み物を選ぶ中で、これらの言葉に悩んだことはないですか?
実はこれらは法律によって定めがあります。
- 無糖=糖類0.5g未満/100ml
- カロリーゼロ=5kcal未満/100ml
- 微糖=糖類2.5g以下/100ml
これらは似た言葉ではありますが、厳密には異なる意味をもつため、正しい理解が必要です。
■ 無糖の正式な定義(食品表示法)
食品表示法においては、
「無糖」は“糖類”に関する基準です。(含まない旨)
➤ 【食品表示法:無糖の定義】
糖類が 0.5g未満/100ml・100g
→ この条件を満たせば「無糖」と表示できます。(「含まない旨の表示」)
栄養成分表示(栄養強調表示)|「食品衛生の窓」東京都保健医療局
※糖質ではなく「糖類」である点がポイント。(炭水化物⊃糖質⊃糖類)
「糖質」と「糖類」の違い|「パルスイート®」|味の素株式会社
➤ 無糖のポイント
- 甘味料(アセスルファムK、スクラロースなど)の使用はOK
- 香料や酸味料もOK
- そのため、無糖=“甘くない”ではない
メーカーとしては、甘味料やフレーバーを用いて味づくりをするのが普通ですが、近年は世の中の健康志向も高まってか、甘くないミルクティー・ミルクコーヒーなどの商品も散見されますね。
■ カロリーゼロの正式な定義(食品表示法)
食品表示法で定められた「カロリーゼロ」「ノンカロリー」は
エネルギーに対する基準です。
➤ 【食品表示法:カロリーゼロの定義】
エネルギーが 5kcal未満/100ml・100g の場合
→ 「ゼロ」「ノンカロリー」と表示してよい。(こちらも「含まない旨の表示」に該当します)
➤ カロリーゼロの意味
- 5kcal未満、つまり“正確なゼロ”ではない
- ノンカロリー=ゼロカロリーと同義
「カロリーゼロ」「低カロリー」「カロリーオフ」といった表示について、正確な意味を教えてください。 | 清涼飲料水のQ&A ─ あなたの疑問、解決します! ─ | 全国清涼飲料連合会
無糖(糖類0.5g未満)でも、(微量に)含まれる原料(香料、酸味料、果汁など)で 1~3kcal程度つく ケースはありますが、カロリーゼロは“5kcal未満”という基準なので、無糖=カロリーゼロとは限りません。
(参考:5成分(熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量)の栄養成分表示における許容差の範囲は±20%)
HMM-72-栄養成分表示 | 食品の表示・食の情報 | 日本惣菜協会 ホームミールマイスター
■ 「微糖」はどういう基準?(コーヒー公正競争規約)
ここからが少しややこしいのですが、「微糖」という表現そのもの自体は食品表示基準には存在せず、こちらはコーヒー飲料の公正競争規約(業界自主ルール)で定められています。
➤ 【コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約:微糖の定義】
概念は、食品表示法が定める“低い旨(低減表示)”と同じ位置づけ(糖類が 2.5g以下/100ml・100g)ですが、正式にはコーヒー飲料に関する『公正競争規約』に基づく業界独自の表現です。
公正競争規約 https://www.jfftc.org/kiyaku/pdf/b03_H_cancoffee.pdf
一般に、「甘さがほしい層」と「健康志向層」の中間として微糖コーヒーが存在していますが、実際「微糖」であっても十分甘いと思うのは私だけでしょうか。
■ まとめ
- 無糖=糖類0.5g未満(食品表示法)
- カロリーゼロ=5kcal未満(食品表示法)
- 微糖=糖類2.5g以下(食品表示法+コーヒーの公正競争規約に基づく)
食品表示は一見複雑ですが、理解すると面白く、日々の選択に活きます。
甘味料については健康への影響を懸念する方が一定数いたり、また美味しい美味しくないの問題もありますが、本記事がうまく微糖・カロリーゼロ商品と付き合うための一助となれば幸いです。

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